京都市上京区、京都御苑から東へほど近く、鴨川の辺にある赤レンガ造りの北村美術館。
「四君子苑」と呼ばれる数寄屋建築の茶苑は、東山の緑を借景にした昭和数寄屋の傑作で、
春と秋の数日間だけ一般公開されています。
元中宮寺の礎石
庭内には、鎌倉時代に造られた日本で最も古い燈籠など、重要文化財3点ほか、
約60点が見事な配置で置かれています。
対向孔雀文水鉢
上端に方形の大きな水穴をうがって手水鉢に見立てています。
側面には対向孔雀文様を浮彫にした細心に豪華な趣向が凝らされています
お茶室の待合い
都会の喧騒とはうってかわって、静寂な空間が拡がっています。
錦鯉が泳ぐ苑池
元聚楽第 淀君遺愛の鍍金五三桐唐草文釣燈籠
八角形石燈籠(重要文化財)
西陣の報恩寺の書院庭園にあって、報恩寺の本歌として世に名高い燈籠です。
奈良県桜井市山田にあった古代寺院、山田寺の四天端礎石水鉢(飛鳥時代)
「四君子」(「しくんし」と読みます)とは、蘭・竹・菊・梅の四種を、草木の中の君子として称えた言葉。
それぞれの特性が、君子のように気品高く美しいことから
中国や日本の文人たちが好んで取り上げた素材といわれます。
六角石灯籠(国重文)などの石造物が数多く庭に鎮座し、景色に溶け込んでいます。
緑の紅葉も苔も水の滴る様子も美しい、非常に上品な家屋です。
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