祇園祭2010年 その３ 宵山
７月１４〜１６日の３日間は「宵山」と呼ばれ、山鉾町は一段と賑やかな雰囲気になります。
駒形提灯に灯りが入ります。
夜の祇園囃子。
あいにくの雨が降り続き、鉾はビニールをかぶせた状態でした。
白楽天山
残念ながら雨のため、シートがかぶせてありました。
浄妙山
黒主山
上の写真は、帯問屋・誉田屋源兵衛のものです。
元々、270匹の鯉が描かれていたのですが、今年創業272年ということで、２匹描き加えられたそうです。
普段は見えない山鉾の中の天井。
こんなところにも龍を発見。
１６日の「宵山」が終わり、夜が明けるといよいよ「山鉾巡行」。
以下は「山鉾巡行」直前の鉾と、山鉾を動かしていく人達の様子です。
よく見ると、実はこんな洋風な装飾なんです。
16世紀のベルギー製毛綴の復元品だそうです。
『イリアス』の一場面で，トロイアの王子ヘクトールが妻子と別れる場面を描いたものです。
これから鉾を引く「曳子」さん達です
屋根の裏、裾幕、胴掛…、どの鉾も見所が沢山です。
数ある鉾の中でも珍しい、船の形をした「船鉾」
巡行当日の朝の船鉾の「曳子」さん。素敵な笑顔です！
黒漆塗螺鈿（らでん）の飛龍文様の艫（とも）です。
鉾の舳先（へさき）には金色の鷁（げき）と呼ばれる想像上の瑞鳥（ずいちょう）が飾られています。
こちらもまたひと味違う、「綾傘鉾」
綾傘鉾にも、6人の生稚児が参加し、巡行時は差し掛け傘がなされます。
稚児の後方には棒振りやお囃子方、鉾という順番で進んでいきます。
綾傘鉾では、鉦、笛、太鼓にあわせて棒振り囃子が演じられます。
上の写真は太鼓の演じ手の方です。
白楽天山
トロイ城陥落のときアイネイアスが父親を救出する場面を描いた「トロイア陥落図」です。
１６世紀ベルギーの大変古い物です 。
「月鉾」の名前の通り、金色の月が浮かんでいます
こうして、午前９時の「山鉾巡行」開始まであと少しです。
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