
大雲院は、京都東山、円山公園の近くにあります。
天正15年(1587)に織田信長・信忠父子の菩提を弔うために創建されたお寺で、
通常は非公開なのですが、このときは期間限定の特別公開をしていました。

大雲院でも特に目立つのは、この祇園閣です。
屋根の形が祇園祭の鉾を模しており、印象的です。




鐘楼は桃山時代の建物で、豊臣秀頼が北野神社に寄進したものを移築しています。


この中にある梵鐘は、佐土原藩士の菩提を弔うために、明治3年に島津家(宮崎県)から寄進されました。



木々の奥には書院があります。

祇園閣は三階建ての建築で、楼上からは東山連峰や京都市内を一望できます



祇園閣の内部壁面には敦煌の壁画が鮮やかに模写されていました。




楼上からの景色です。




京都市の街並みが見渡せます。
右奥に見えるのは、八坂の塔です。

祇園閣から見た本堂




安土桃山時代の大盗賊・石川五右衛門のお墓。
豊臣秀吉の手勢に捕らえられ、京都三条河原で釜ゆでの極刑に処されたという話が有名です。



大雲院を一歩出ると、東山の風情のある小道に出ます。
普段は公開されていない寺社仏閣の特別拝観や特別展に出かけて、
貴重な体験をしてきました。
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